eスポーツの現場では、わずかなラグや視認性の違いが勝敗を分ける世界。そこで重要なのがゲーミングモニターの選び方です。
今回は、プロゲーマーの使用機材情報をまとめた「ProSettings.net」のデータをもとに、使用率の高い人気モニターTOP5を紹介します。競技タイトル別の傾向や、それぞれのモニターが選ばれている理由も解説するので、ぜひモニター選びの参考にしてください。
🔝 プロ使用率TOP5のゲーミングモニター(2025年6月時点)
1. ZOWIE XL2566K
- 使用率:22%(444人)
- リフレッシュレート:360Hz/応答速度:1ms/パネル:TN
- 特徴:DyAc⁺、高度な高さ・角度調整機能付き
BenQ ZOWIEシリーズの最上位モデル。360Hzの超高速描画に対応し、プロシーンでも圧倒的な支持を集めています。視線のブレを抑える「DyAc⁺」や、試合会場での再現性を高めるプロファイル共有機能など、まさに競技特化の一台です。
2. ZOWIE XL2546K
- 使用率:21%(415人)
- 240Hz/1ms/TNパネル/DyAc搭載
XL2566Kのひとつ下位にあたるモデルですが、240Hzで十分というプロも多く、長年支持されてきた定番。価格もXL2566Kに比べて手頃で、コスパ最強のプロモデルとも言われています。
3. ZOWIE XL2546
- 使用率:10.5%(205人)
- 240Hz/1ms/DyAc非搭載モデル
旧世代の240Hzモデルながら、依然として多くのプロが使用中。DyAcや最新のスタンド機構が省かれている分、価格も抑えめで、旧型でも強い性能を求めるユーザーに最適です。
4. ZOWIE XL2540
- 使用率:3.4%(70人)
- 240Hz/1ms/DyAcなし
ZOWIEの初期240Hzモデル。少し古いモデルですが、今も使用者が一定数おり、エントリー向けの240Hz入門機として根強い人気を保っています。
5. Alienware AW2518H
- 使用率:3.1%(62人)
- 240Hz/1ms/G-Sync対応/デザイン性高い
BenQ ZOWIE一強の中で、珍しく支持されているAlienwareモデル。デザイン性が高く、G-Syncにも対応しており、Fortniteプレイヤーに人気があります。
🕹️ ゲームタイトル別の傾向
🎯 Counter-Strike 2(CS2)
- ZOWIEのシェアは87.7%
- 特にXL2546Kが267人と最も多く使われています。
CSシリーズは視認性と応答性が何より重要。ZOWIEの応答性能とDyAcが好まれている要因です。
💥 VALORANT
- ZOWIE使用率は72.1%
- 高リフレッシュレート(240Hz〜)が標準装備
スピーディな撃ち合いが多いため、240Hz以上が推奨されています。プロの中でもXL2546KやXL2566Kの採用率が高いです。
🏗 Fortnite
- XL2546が最多使用(20名)
- IPSパネル搭載のASUS PG259QNやAlienware AW2523HFなども上位にランクイン
建築とエイムを両立するFortniteでは、色再現性も重視されるためIPS系モニターの人気も見られます。
✅ まとめ|プロはこう選ぶ!
モデル名 | リフレッシュレート | 主な特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
ZOWIE XL2566K | 360Hz | 最上級性能/DyAc+搭載 | 競技志向のプロ・大会仕様 |
ZOWIE XL2546K | 240Hz | コスパと性能のバランスが最高 | 高性能を安定価格で |
ZOWIE XL2546 | 240Hz | 旧モデルでも強い | 安くても性能を重視 |
ZOWIE XL2540 | 240Hz | DyAcなしでより廉価 | 240Hz入門者 |
Alienware AW2518H | 240Hz | G-Sync&スタイリッシュなデザイン | ビジュアル重視、Fortnite |
🎮 結論:まずは240Hz、競技シーンならZOWIE一択
プロの世界では240Hz以上が事実上のスタンダードです。その中でもZOWIEシリーズが圧倒的な信頼と実績を持っているのは間違いありません。
ゲーミングモニターを新調する際は、まずZOWIEを軸に検討し、用途に応じてAlienwareやASUSのモデルも選択肢に加えると良いでしょう。