OWCS(Overwatch Champions Series)Korea Stage 2 は、2025年5月9日~6月22日にかけ、ソウル・홍대(ホンデ)WDGスタジオで行われたA-Tier大会です。BlizzardとWDGが主催し、ラウンドロビンのレギュラーシーズンとプレイオフ構成で、総賞金51,500ドルを懸けて9チームが激突しました。
- レギュラーシーズン(5/9~6/1):Ft3の総当たりで上位4チームがシーディングマッチへ進出、5~8位はラストチャンスクオリファイ(LCQ)、9位は降格リスクへ。
- シーディングマッチ & LCQ(6/13~15):LCQは上位2チームが地域プレイオフへ、シーディングマッチ上位は地域プレイオフでシード権獲得 。
- 地域プレイオフ(6/20~22):Ft4のトーナメント形式。上位2チームが国際戦・Midseason Championship進出権を獲得。
🔥 試合結果と展開
最終結果(地域プレイオフ)
順位 | チーム名 | 賞金($) | 国際大会出場 |
---|---|---|---|
1位 | Crazy Raccoon | 15,000 | Korea Stage 3 シード |
2位 | T1 | 10,000 | Midseason Championship 出場権 |
3位 | All Gamers Global | 6,500 | Midseason Championship 出場権 |
4位 | ZETA DIVISION | 5,000 | Korea Stage 3 シード |
Crazy Raccoon がStage 2を制し、T1とともに国際戦への道を切り開きました。
🌟 チーム&選手ハイライト
- Crazy Raccoon:圧倒的な安定感で1位通過。特にメインDPSの LIP、HeeSang、Shuの活躍が光り、優勝に貢献。
- T1:2位ながらも、T1はシーディングマッチから勝ち上がり、最後まで堅実な試合運びを見せました 。
- All Gamers Global:3位でスタッフ・選手の層の厚さが光り、AdeとSeonJunがMVP候補として注目されています。
- ZETA DIVISION:チームの再編成(アルファYiのSUPへ移行、FARMER加入)が奏功し、4位フィニッシュ。
MVPランキング
以下のMVP獲得回数ランキングが発表されました :
- HeeSang (Crazy Raccoon):5回
- ZEST (T1):5回
- Ade (All Gamers Global):4回
- MER1T、Pelican:各3回以上
- Flora、BERNAR(ZETA)、Ado(ONSIDE)など続く
🧠 プレイスタイルとメタ動向
- ヒーローバン制が継続採用され、各マップごとに1ヒーローずつ違うロールからのBANが可能。戦略の幅が拡がっています。
- Reddit上では “Lip took out Flora early in this nasty way three times” とファンが称賛。LipのFreja運用がMetaの中心となった試合も多く、「LipとFloraの差は“神殿規模”だ」とまで言われています。
- また、Poker Faceが中盤から台頭しダークホースとして注目を集め、「Sp1ntとA1ienの“ゲーム・オブ・ライフ”だった」と Redditで話題に。
📺 配信展望
韓国語・英語・日本語(Aojiru, Gappo3 など)で配信され、YouTube・Twitchともに好評。プレイオフDay2〜Day3(6/20~22)は視聴数も大幅アップしました。
🔗 今後の展望
- Crazy RaccoonとT1は7月中旬の Midseason Championship 出場へ向け、日本・アジア地域代表として注目されます。
- Stage 3(ソウル予定)では本大会への最終切符とパートナー枠争いも熾烈になる見込み。
- MetaとしてFreja軸が優勢となる今後、他ロールとの駆け引きも見逃せません。
✅ まとめ
OWCS Korea Stage 2 は、Crazy RaccoonとT1が安定した強さを見せつけ、国際戦進出を決めました。FrejaヒーローやLip選手の活躍が際立つ中、All Gamers Global や ZETA の躍進も光る大会。今後はMidseason Championship、Stage 3と、まだまだ熱い戦いが続きます。興味のある方は6月22日のGrand Finalsアーカイブをチェックして、Frejaの動きやチーム構成の研究にぜひ役立ててください。